『キケン』有川浩
成南のユナ・ボマー"上野直也"、名前を一文字隠した大魔神"大神宏明"。彼らが率いる成南電気工科大学機会制御学部は「機研」の略称で知られているが、そんな可愛らしいもんじゃない。
彼らを知る誰もが『キケン(危険)』こそが相応しいと思っている、そんなデンジャラスな男達の熱い武勇伝!
鋭い観察眼で限界ギリギリ、触法スレスレのところで本気でバカをやっちゃう上野と、そのストッパー大神率いる『キケン』に新入生の元山と池谷が入部したことから物話は始まる。
若さ故の無鉄砲さと飽くなき探究心からいつでも出力120%な限界知らずな奴らの行動に,読んでる方も無駄にテンションが上がってくる♪
シャレとユーモアをトッピングして本気でバカをやっちゃう彼らの生き生きしたオーラが行間から滲み出てくるようだ。
バカをやっても許される、時と場所、仲間たち(というよりも,共犯者達)が一体となって挑むミッションに脳内麻薬出まくりの楽しさがある。
物語は、かけがえのない時間、空間、人との巡りあわせを黄金期として1人の人物が懐古するかたちになっているけど、現在進行形の者たちにとっては今!がまさにその時なのだ。
かつて自分たちがそうであったように。
それは彼も言うように後になってみないとわからないけれど、最終章のラストの見開き(思わず涙が出た。)が物語るように仲間が揃えばいつでもあの時に還っていけるのだ。
彼の妻が言うように、"男の友情に嫉妬しそうになる"そこは女の子が入れない聖域で、故に萌えるのだ。
そして、羨む気持ちをひっそりと昇華させたくなるのだ♪
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