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2008/08/08

『別冊 図書館戦争 II』有川浩

甘い話なんだけど〜、前作よりはややbitterな感じ。
ホントにこれで幕引きなんですか?

以下、ネタバレで…

もしもタイムマシンがあったら」では、人物紹介にさえ登場していない(爆)、緒方と進藤の馴れ初めが明らかにされている。意図としては緒方の終わりにできない恋の話がメインなのかもしれないけれど、二人が背中を預けられるようになるまでの紆余曲折がわかって、なんだか嬉しくなった(^^)
ずっと心の中に封印していた思いが、再び解き放たれるかもしれない終わり方も好きだ。


昔の話を聞かせて」は入隊した頃の堂上と同じ歳になった郁が、篤に若かりし頃の逸話を知りたいとせがむ話で、今回の収録作の中では無条件に甘いかも(笑)
今ではしれっとした顔で上官やってる堂上と小牧が、セットになる以前の話やバディを組んでからの話など、すごく楽しかった。
同僚で友人で戦友な二人の10年くらいあとの話も聞けるといいなあ…


背中合わせの二人」郁の姓が堂上に変わってからも、進展があるのかないのか相変わらずの柴崎と手塚がメインの話。この二人の関係はすごく気になっていた。

ストーカーの被害に合った柴崎をサポートした手塚、この流れでうまくくっついちゃうんじゃないかと思ったら、素直じゃない二人はなかなか本音を漏らさない(^^;
結果として最初の事件は前振りで、結局、最悪の一歩手前までの事態に陥ってしまう…

読んでいる途中から、うなじがチリチリして落ち着かなかった。見えない相手への不快さに加えて、イヤな予感がどんどん強くなり、犯人判明あたりで不快度がMAXになった。
甘い甘い口直しがなかったらやりきれなかったかもしれない。
いろんな意味で遅かったけど、手塚が間に合って本当によかった。

途中、自分をネガティブに分析する柴崎の姿が切なくて、そんなことないぞ〜と言ってやりたくなった。
「大事にして大事にして大事にして!」と泣く柴崎がホントに可愛いと思った。自分を大事にしてくれて、自分も大事にしたい人の存在に気がついて、よかったね(^^)

別冊図書館戦争 2 (2)別冊図書館戦争 2 (2)
有川 浩

アスキー・メディアワークス 2008-08

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