『一途恋愛のススメ』緋夏れんか
前作で秋津との愛を今一度確かめ合ってから約十日。
久々に帰国した秋津にゆっくりオフを過ごしてもらおうと思う流の気持ちに反して、秋津は忙しくてなかなかそうもいかない。
秋津のマネージャーの葦原が兄菱和に流を紹介するが、出会って早々洲世と別れるように言われる。
スポンサーの立場と、彼の評判や世間体、将来に傷を残すなどと無視できないことを引き合いに出してくるのだから卑怯だ。
以下、少々ネタばれ注意!
散々悩んだ末に流が秋津の言葉で吹っ切ることができたのも、二人の気持ちがしっかり結びついているからだ。
可愛がられているだけの存在じゃないことを見せつけくれる流が、秋津と兄の溝を埋めるために、お互いに歩み寄れるような策を弄する。
それぞれの立場も気持ちも考えて落としどころを狙ってくるなんて、スゴい。
兄が秋津を思う気持ちもわからなくはない。
ちゃんと彼なりのポリシーで行動しているので、まったくの悪役として登場している訳じゃないのは魅力的だと思う。ただ、やり方がとても強引だけどね。
一方的に手切れ金まで突きつけて別れろと言われたのに、兄の気持ちを思いやれる流はホント逞しくなったなと思う。
ただ、あまりにイイトコを見せすぎると、某一族みたいに兄からもモーションかけられちゃうかも(笑)
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