映画『L change the WorLd』
三連休の中日のレイトショウだけあって、これまで観に行ったデスノートのどれよりも人が多かった。
2週連続のTV放送の効果か(笑)
公式サイトはこちら→『L change the WorLd』
で、肝心の映画だけれど…
先に発表された小説とも前の2作品とも違う別の物語だったと思う。
確かに冒頭ではワタリも登場するし、夜神月や弥音ミサの映像もある。しかし、前の2作との整合性に欠ける点がいくつもあって釈然としないのが正直なところだ。
序盤のLとワタリとの会話にちょっとうるうるっときて、どうなるかと思ったのだが…
以下、映画、小説版のネタバレしていますので、ご注意ください。
セットも凄くて、アクションシーンやバトルシーンも盛りだくさんで高嶋政伸の悪党っぷりもよかった。ドキッとするような場面もいくつかあったんだけれど、全体的になんだかしっくりこない。
二階堂教授が何故娘の真希にワタリを頼るように指示したのかがわからないし、久條がバイオテロを企てた理由が「人間を排除することが地球のため」というだけでは非常に弱く(小説版では両親の復讐のためだった)説明不足に感じた。
FBIの捜査官の登場も唐突で、芝居もちょっと大袈裟過ぎた気がする。
自分としては、日一日と死へ近づいていく時を前に、事件に巻き込まれた(というか自分から乗り出していった)Lの行動に異存はない。
しかし地に降り立ち、実際に体を使って自分の計画を実行する役に回ったLが、外の風を肌で感じて何を思ったかとか、ひとりになった時に彼が思考を掘り下げていく場面やセリフなどがもう少しあって欲しかったと思う。
自分の死さえ"小さな犠牲"と言う彼が、死ぬことを怖れていたとは思わない。けれど、嬉々としてその運命を選んだわけではないのだ。
できればワタリと同様に、かつては友人と呼び、唯一わかりあえた夜神月にも心の中で話しかけたりして欲しかったなあ。
泣く子どもに自分の好きなスウィーツのスペシャルを恭しく差し出したり、猫背を直して直立歩行する姿、数カ国語を操る姿、最後まで諦めないL自身は可愛くてカッコ良くてとても魅力的だったのに。
あくまでもスピンオフで、全く別物と言ってしまえば仕方がないけれどね。
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